BANDが好き

色んな曲を聴いてみて感想などを書いています

BAND-MAID / Screaming 感想

普段3枚のアルバム「CONQUEROR」「WORLD DOMINATION」「Just Bring It」を聴いているのだが、アルバムに収録されていないシングルを発見して聴いてみたのが、今回の曲。シングル「start over」のカップリング曲。

 

Screaming
Screaming
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今回聴いた回数:71回 以下感想

曲について

ど頭からギターにやられた。金切り声みたいな表現。こういうの好き。人間椅子の「宇宙からの色」みたいなやつ。Aメロに入るとギターに秩序が戻る感じがして、安心する。この曲は毎回聴く度にジェットコースターのようにドキドキする。Bメロになるとまたヤバい感じがしてくる。危機感迫ってくる。それからサビになると、一転メロディーの良さにびっくりする。メロディーが良いというか、格好良い。こんなに格好良いメロディーは久々に聴いたよ。SAIKIの歌というか声の置き方というか、迫力がありながら、声がリズムに完璧にハマっているところは流石。Bメロのドラムが個人的に好き。あんなに表で打っているのに、バスドラのタイミングで波を作っていて非常にノれる。相対して2番のBメロは全然違うところが面白い。ほんとドラムすごい。Aメロの間の繋ぎや、1番のサビ前のおかずもテクニカル(8分と16分の使い分けが効いている)でありながら曲に合っている。そして、2番終わってからは、展開が多すぎ(笑)。ボーカルだけのブレイクダウンから最後に向かう盛り上げ方は、◎。圧倒された。曲の構成が抜群。

全体的に、MIKUの「合いの手」が好きだ。「おん」とか「あー?」とか好き。サビ前の「ムーボンボン」がめっちゃ可愛いなと思っていたが、歌詞を見ると「Move on fast!」だった。

歌詞について

作詞はMIKU。叫びとはいっても、心の叫びの話。決意を感じる。「Screaming now!」が最高。サビの「一切も閉ざせはしないと」というのに、子供が大人になる境目を感じた。子供が自立するような、自分のことは自分で決める。その代わり責任も取る。というような、決意、目覚めの感覚だろうか。反抗期の親からの自立や、高校生の時の社会に出ていく覚悟。社会に出てから、利用される日々。そういった節目に、応援してくれるような歌詞。「そう これが私 誰にも支配させない」は、自分を重ねやすい。歌が自分を代弁して決意してくれるようで、前向きになれる。

総評

この曲のPVが見たい。あまりにも良い曲なので。

アルバムにも入らず、このままというのも、勿体ない気がします。

そこに鳴る / 掌で踊る 感想

Youtubeを気ままにサーフィンしていたら、何かの拍子にクリックしてしまい、そのまま聴いてみた曲。初めて聴いた時は、正直、何も反応できなかった。ただただ、曲が終わった時に、「は?」と言うことが精一杯だった。

とにかく情報量が多く、脳が聴いている音を、見ているものを、処理しようとして、追いつかなくて、そのまま俺の初めての視聴は、終わってしまった。そんな曲。

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今回聴いた回数:25回 以下感想

曲について

正直、25回聴いた今でさえ、自分の中でこの曲が、まだ分からないでいる。素直に思うところとしては、色々なフレーズが「かっこいい」というところ。かっこいいが詰まっている。かっこいいのオンパレードだ。2番のAメロとBメロのつなぎ部分なんて、何回聴いても息が詰まるほど良い。音が非常に綺麗で、音のミックス、バランスも良く聴きやすい。

歌については、ストリングスが鳴ってそうなところを歌ったり、とても気持ちが良い。何回か聴いていると、声質から「雅楽-gagaku~雅-galyuu-流」の頃のMIYAVIを思い出した。

ところどころ。声を楽器よりに使ったり、ギターの音がコロコロ変わる。このように、音が多彩なため、非常に多くの展開を感じるが、構成自体は意外とシンプルだ。ざっくり「Aメロ・Bメロ・サビ」を2回繰り返す(2番のAメロとBメロのつなぎ部分が特殊)。

曲自体をかっこいいと感じるし、少し間を空けると、また聴きたくなるし、良い曲だと思うのだが、俺自身がこの曲の何に惹かれているのかが、まだ分からない。分からないが、、、分からないから、これはたぶん俺の中で、「新しい」のだと思う。

3人のバンドだが、音色自体は、ドラム・ベース・ギター2つ、声2つ、と多く、特にドラムの音数が終始多いため、3人とは思えない重厚さがある。

映像について

演奏している3人が映っているだけなのに、惹き込まれた。カットがものすごく多いので、目が忙しいが、音が切り替わるタイミングで良い所を映すので、没頭してしまう。

ベースのピックガードがキラキラしていて、そこがまるで宝石のように見えた。照明が若干暗いので、非常に映える。

周りがレンガの壁の部屋で、暗がりのため、なんだか井戸の底で演奏しているように錯覚した。

歌詞について

はじめ「プリン体」とあるので、痛風の歌かなって思ってしまった。歌詞全体からは、オリジナリティ、自己表現の難しさを吐露しているように思えた。原因は、どうやったって何かに操作されているような感覚が離れないことにある。なかなか自己評価を確立することは難しいよね。自分の好きなように生きて、そこで表現したものの評価は、他人がするものと割り切ってしまえば楽ではあるが。自己の表現を、自身で評価することは、難しい。よくある、死に際に発する「良い人生だった」というセリフは一種の呪いかもしれないね。死に際にふと、そう思えたのなら良いけれど、「良い人生だった」から逆算して生きようとすると、途端に辛くなる、みたいな。

次に「蹄骨」とあるが、一瞬どこだ?って思った。漢字のまま「ひづめ」だね。おしゃれな比喩である。そこからの「諦念」「停止」があるので、まとまりが良い。

総評

とてもカッコ良かった。まずイントロのベースの音が良くて惹き込まれ、そこから驚きの連続だった。ギターやベースやドラムの経験者には是非ともオススメしたい曲だ。

 

BAND-MAID / WORLD DOMINATION TOUR 2019-2020【激動】福岡DRUM LOGOS 12/7 感想

初めてのBAND-MAIDライブ(お給仕)に行ってきた(BAND-MAIDではライブに行くことを「帰宅する」という)。今まで色んなバンドのライブに行ってきたが、バンドを知ってから2週間でライブに行ったのは俺にとっては最速である。会場のだいぶ後ろの方であったが、場所がライブハウスなので十分見える距離だ。

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会場について

会場は福岡DRUM LOGOS。キャパは1,000くらい。最初にマイナスだったところを言うと、バスドラのミキシングがひどかった。バスドラが他の音と周波数的にぶつかってるのか、見事に聴こえない時があった。ツーバスドコドコの箇所なのに鳴ってない、みたいな。が、逆に言うと、そこぐらいしか不満はなかった。まぁ、全部の音がクリアに聴こえるなんて無理な話だからね。もちろん音数が少ない部分では、ちゃんとバスドラ聴こえたし。

演奏について

もうね、演奏によるノリがハンパない。もちろん微動だにしない人も居たが(楽しみ方は自由だ)、俺は気づけば全身が動いていた。演奏についてはびっくりするくらい良かった。俺はギターをしていて、ライブに立った経験もあるから、ライブでミスを見つけることは比較的得意な人間だ。もちろん今回何回もミスを目撃はしたが、そんなことは、ほんとうに些細なことだった。あれだけ俺自身の体を動かされると、ミスで一瞬「ん?」となっても、直ぐに大きな波に飲み込まれて、次にはもう踊っていたし叫んでいた。MIKUが書いたように「俯くな mistake」は本当に大事だと思う。

歌について

初めから最後まで、最高だった。演奏と一体化する声というか、時折、声・歌ではなく塊として聴こえてくることに圧倒された。バンドの音って良いなっていうことを、再認識させられた。いわゆるバンドのボーカルというのを体言していたように思う。一文で表せば、SAIKI、迫力が凄い。である。

パフォーマンスについて

ライブという体験に何を求めるか、という話にもなるが、おそらくBAND-MAIDは、お客さんに楽しんでもらいたい、ということと、お客さんと一緒に楽しみたい。を結構、重要視しているように思えた。他のバンドの例としては、「この曲・演奏で感動させたい」とか(そのため、ちゃんと音や歌を聴いてほしい希望があったり)、「ダークな世界観を共有しよう」とか、ライブの目的はバンド毎に実に様々ある中で、BAND-MAIDはお客さんを楽しませにくる。楽しませにきた。結果、、、もう、めっちゃ楽しかった。もうコロッ、コロッ、てな具合にいとも簡単に楽しまされた。我を忘れて踊っていたし、叫んでいた。

なぜ、こんなにも楽しいのかは分からないが、一つの理由としては、SAIKIやMIKUがめっちゃ笑顔なのである。楽しそうに演奏するし、お客さんと一体化しようとしてくる。そして叫ばせる。めっちゃ叫ばせる。俺の経験上ライブで一番叫んだのは、X Japanのラストライブ(東京ドーム)だ。メンバーの名前を喉が潰れるまで叫んだ。しかし、それとはまた別のベクトルでの叫びだ。ライブ会場で、偶然そこに居る皆で、一緒に楽しみましょうという叫びだ。そして不思議なもので、人は叫ぶと気持ちが良いのである。

総評

曲をある程度知ったばっかりの俺でも、めっちゃ楽しめたので、良いライブだ。おすすめ。

これからライブハウスではなくてホールでのライブになっていくと、ライブの目的や見せ方が変わると思うのでそちらも期待したい。

 

 

BAND-MAID / Don't you tell ME 感想

前回の記事の最後にも書いたが、今までBAND-MAIDの曲を2曲聴いて、とても気に入ったので、11/30にアルバム「WORLD DOMINATION」を買い、ライブのチケットが販売中なことを知り「福岡DRUM LOGOS」のチケットを購入。それからiTunesで12/4に「CONQUEROR」が発売されたので、こちらも購入した。2週間前にはBAND-MAIDを1曲も聴いたことが無かったが、12/7、気づけばライブに行っていた。今日はそのライブ(BAND-MAIDではライブを「お給仕」という)でも、とても良かった「Don't you tell ME」の感想を書く。アルバム「Just Bring It」はライブ後に購入した。ライブに行くということで、「WORLD DOMINATION」の曲を重点的に聴いていて、ライブ前に「Don't you tell ME」はYoutubeで4・5回聴いた感じだったと記憶している。

 

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今回聴いた回数:37回 以下感想

曲について

俺が好きなドラムのフレーズから曲が始まった。こういうドラムのフレーズが好きになったのはX Japan「Silent Jealousy」のCメロ「Tell me true」のところが、きっかけだ。もうこの時点で一気に俺のボルテージが上がった。曲全体を通してまず思ったのが、ボーカルSAIKIの声が非常に曲に合っている、ということだ。ミキシングが良いのか、ドラムと声が時折、融合している様に聴こえる。おそらくメロディーとリズムの距離が近い(リズム的なメロディーが多い)ことと、曲調に合った声によって、非常に中毒性が高い曲となっている。欲しいところで欲しいものが来るアレンジのため、ノリがすごい。聴いていると体が大きく動き、更に体が喜んでいる感じがしてくる。

そして感動したのが、ギターソロの前半部分。音色の変化というか、微妙にピッキングハーモニクスを混ぜながら展開される膨らみに、脱帽した。バックのドラムも最高だ。どういう制作過程であったのかは知らないが、非常に丁寧に作られた印象を受けた。

映像について

初めに、悪そうな貴族役の人が出てきて、悪そうな演技ではあるが、なんとなく良い人そうに見えてしまって少し和んだ。

それと衣装で、皆同じベルトしてる?って思ったけれど、KANAMIはしていなくて、気になってしまった。(そんなことはどうでもよい)

こういう場所だとメイド姿が非常にマッチしていて違和感なく見れた。MIKUが可愛い。最後に舌を出しているところはあざといが、メイド服が可愛い。あと貴族の方の衣装や、マスクが細かいところまで綺麗に出来ていて、そういうところがGood。

サビのところでSAIKIの周りをグルっと動くカメラワークが素晴らしい。

歌詞について

作詞はMIKUとSAIKI。歌詞については、分かりやすいのだが、具体的には分からない感じだ。とにかく繰り返すフレーズが多く、「Don't」や「点」「円」などリズムにはまるフレーズも多い。それでいて歌詞の意味が通っているあたりが、良い。

総評

初めにYoutubeで聴いて、ライブで聴いて、CDを聴くという順番を経たが、どんどん好きになった。完全にノリ主体の曲だが、細部が丁寧に作られているため、音のまとまりが凄い。是非ともライブで体感してほしい一曲。

BAND-MAID / DICE 感想

この曲を初めて聴いたのは2日前。前回聴いた「Choose me」が良かったので、他の曲はどうなのかと、「DICE」を選んでみた。俺は大のhide好きなので、題名が「DICE」ならば聴くしかない。ちなみに「Don't you tell ME」も気になった。俺は大のhide好きなので、題名が「TELL ME」ならば聴くしかない。

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今回聴いた回数:44回 以下感想

曲について

シンプルな構成の曲だった。ストレスを感じない、ストレートな曲。疾走感があり、聴いていると何故か幸福感(笑顔になってしまう)が溢れる時があった。たしか聴き始めて、6回目くらいから8回程はノンストップでリピートし、その後、少し放心した。

まずこの曲で良いのは、2番のBメロのドラムだ。非常にノれるし、サビ前のおかずが更に良い。こんなにBメロでタメを多用しているのに、このドラムのおかげでサビの疾走感が増して聴こえる。このBメロのドラムは、言ってしまえば普通のツーバスのフレーズなのだが、非常に、異常に、異様に、怖いほど曲にあっている。

そしてギターソロが良い。ギターソロの何が良いのか、何故このギターソロが良いと思うのか、初めは自分でも分からなかったが、おそらくギターソロに入る前が良いのだ。ベースソロがあってからのドラムの単発の「ドン」が効果的なのだ。ベースもドラムもギターも何一つ珍しいことはしていないが、このソロは聴いていて素晴らしい。

ソロ後のBメロは、またしてもドラムが良い。そこから一旦ペースダウンして、ラスサビに向かう。この構成はシンプルだが、完全に曲にマッチしている。

イントロからギターリフが始まった時は、少し懐かしい感じがした。何故かは分からない。そこからAメロのギターの「ザザッザ、ザザッザ」や「ザザッ、ッザザッ、ザッ、ザッ、ッザザッ」が、あまりに良すぎて、Aメロは歌を聴いていない時の方が多かったかもしれない。

全体を通して、完成された曲という印象を受けた。ここから何かを引く必要も、足す必要もないような感じだ。メロディーは非常に良く、ボーカルの歌も良い。これだけボーカルが良いと、楽器隊は楽しいというより、嬉しいだろうな。

映像について

まずびっくりしたのが、MIKUのギターである。なにこれかっこいい。ええやん。これよ。これこれ。こういうの。メイド姿にこのギター。完璧だわ。

MVの撮影場所として、こういう廃墟っぽい所はよく見るが、これは何が狙いなのだろうか。まずメイドは居なさそうではあるのに。しかし、そのおかげなのか、カッコ良さが出ていた気はする。

イントロのタイトルが出るところや、2番のBメロのカットの多用部分が、かっこいい。というか2番のBメロやばいな。好きが詰まっている。そしてAメロの最後、SAIKIが眉間にしわを寄せるところだが、ナゼナンダ、自分で自分が分からないが、グッときた。俺のロッカー部分の琴線に触れたのかもしれない。歌ってるところといえば、聴き始めの頃は、サビの「意地になる」の言い方がかわいいな!って思っていたが、後で歌詞を見てみると「虹になる」だった。

途中のドールや落ち花などは意味がわからなかった。制服の女の子が出てくるため、中高生向けへのメッセージだろうか。

歌詞について

作詞はMIKU。ふむ、歌詞はMIKU担当なのかな。DICEという題名ではあるが、出た目についての話ではなく、応援歌のような歌詞である。この歌詞で感銘を受けたのは、歌詞の意味ではなく、メロディーとの相性だ。「Bye, bye」や「Enjoy time」など耳に残ってしまう程、メロディーとマッチしている言葉が多い。ちなみに、ロッカーが、若者が、メイドが、「Try my best」と書いたのは、俺的に超嬉しい。昔のロックはもちろん、不満などの暗い部分をさらけ出すからこそ、共感を得たものだが。ロックに乗せてはっきりと、爆音で「Try my best」と言われると、清々しいというか、物凄くキラキラと輝かしく見えた。それでいて「強くいようと笑わないで 涙もまた虹になる」など、MIKUが中高生に諭しているようにも思えた。SAIKIがここを歌う際に、笑顔を見せているところが良い。私も少し救われたような気がする。

総評

テンポが速い曲なので1回聴いただけだと、さらっと、スッと流れてしまったが、何回か聴いていると、途中から強い中毒性を感じる曲でした。やはり、BANDは良いね。

2曲続けて良い曲でしたので、アルバムを買おうと思います。

 

 

BAND-MAID / Choose me 感想

「最近好きになったバンドを教えて」と友達に聞いたところ、「BAND-MAIDやな」と返ってきたので、さっそくBAND-MAIDを聴いてみることに。このバンド名は何処かで見たことはあったけれど、曲を聴いたことはない。女性バンドだよね、たしか。

YouTubeで曲を探す

公式チャンネルの動画で人気順にすると「Thrill(スリル)」がトップで5年前の曲。てか再生数1千万回超えている!めっちゃ人気や!その隣の隣に2年前の曲があったので、気ままにこれをチョイス。だってChoose meって、、、

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今回聴いた回数:41回 以下感想

曲について

ほぼボーカルオンリーから始まったこの曲、声が聴きやすい。そして音のミックスも良い。結構ベースの音が出てくるので、途中まで4人バンドかと思っていた。

ギターはイントロからAメロと、素直なオーソドックスなフレーズが続き、、Bメロからサビで良い感じのグルーブが効いてくる。意外だったのはサビ前のドラムで、長めのおかずだけれども、最後フロアの方に行かなくて「へーフロア行かないんだ」って思わず呟いてしまった。

サビのスネアはタイミングが良く、聴いていると自然とノッてくる。ハードロックなバンドならこういうノリは出したいものだが、普通は中々出ない。ノリを出すのは上手な演奏隊と思いがちだが、重要なのはボーカル。ボーカルがほんのちょっとズレているだけで全然ノれないもんだ。何回も聴いていく内に確信する。「このボーカル上手い!」

歌いだしとAメロは低音のボーカルを重ねているため、ボーカルの存在感が増して聞こえる。この響きがめっちゃ良い。・・・けど、ライブはどうしてるんだろうか?

2番の途中からギターに変化が出だす。こういうの大好物。そしてベースが良い。ベースのミックスというか音作りが良い。Bメロでもう1人のギターが良い味を出している。そしてサビ前のドラム、今度はフロアに行った気がする。

ギターソロは普通な感じだったが、ソロ後の歌とベースのところ、好き。ベースがまるで歌っているようだった。そこからサビになってノッていると、2回目のギターソロがやってくる。このソロが超好き!めっちゃ良いわ。ギターで高めて最後にボーカルが締める。この構成◎。

全体を通して、かっこいい曲だなという感想。要所要所でキメがあり、ロックしてる。メイドのイメージからは良い意味でかけ離れていた。

映像について

何処を見てもメイドだった。まぁボーカルとベースは雇用側?って感じはするけれど。とにかくいちいち仕草が可愛い。直ぐにWikipediaへ行って全員の名前を確認した。SAIKIの髪型が個人的に好き。SAIKIとMIKUが結構大きいバラを飾っている。青と赤。なるほど、この2人がバンドの静脈と動脈なのねと(絶対に違うだろう)。そしてこのMV、カメラワークが素晴らしい。女性バンドなので可愛さを全面に出してくるのかな、と思っていたが、だいたいのカットで楽器が入っている。弾いているところ、叩いているところ、歌っているところが常に楽器と共に映されているので、バンド好きにはたまらなかった。。。まぁ楽器の趣味は俺とは合わなかったが。

歌詞について

作詞はMIKU。最初の出だし、まず「こそはね」が意味不明。いや意味は分かる。けれど、「こそはね」を、俺は文の途中で言ったことが無い。会話の終わりに「次こそはね。」はあるかも。だから「愛こそはね目に見えない幻想」と聴いた時に、意味が頭にスッと入ってこなかった。次の「愛あるなら」もちょっと強引に感じる。響きは好きだが。俺の解釈は、「愛とは、目には見えない。外に曝け出し、内に刻み込むもの。決して捧げるものではない。」とした。んー、「愛こそはね目に見えない幻想」は難しい。「愛こそ幻想」と省略すると、何かに反論しているようなフレーズである。何に対して「愛こそ」なのだろうか。

Aメロからは女性の気持ち的な歌詞だろうか。途中の「許してほしいなら Don't tell me you're sorry」は、俺も昔恋人に言われたことがある。許せない時に相手が謝るだけというのは、さらに怒りが増長する。ちなみに夫婦喧嘩では、きっちり謝ったうえでプラスアルファの誠意を行動で示すのが良い。

次に気になったのは「Do you know? No? no no no」の部分。歌詞というよりは、聴いていると、「Do you know know know know know?」みたいなメロディーに違和感がある。

毎回聴いていて良いなって思ったのは、「溺れて to me 溺れて ねぇ」の部分。バックのギターと歌詞がマッチしていて、映像もオレンジで、グッと来る。

そして最後の「もう disappear」「迷わず choose me」も歌詞とメロディーが合っていて聴いていて心地よく、なにより発声がかっこいい。

総評

繰り返し聴いていても、まったく苦にならずに楽しめた。メイドでありながら「跪いて」など、曲を聴いているだけではメイドだとは想像もつかない。そういう色々な面白さ、かわいさ、かっこよさ、を体験できた。聴く回数を重ねる毎に好きになっていく曲でした。