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BAND-MAID / WORLD DOMINATION TOUR 2019-2020【激動】福岡DRUM LOGOS 12/7 感想

初めてのBAND-MAIDライブ(お給仕)に行ってきた(BAND-MAIDではライブに行くことを「帰宅する」という)。今まで色んなバンドのライブに行ってきたが、バンドを知ってから2週間でライブに行ったのは俺にとっては最速である。会場のだいぶ後ろの方であったが、場所がライブハウスなので十分見える距離だ。

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会場について

会場は福岡DRUM LOGOS。キャパは1,000くらい。最初にマイナスだったところを言うと、バスドラのミキシングがひどかった。バスドラが他の音と周波数的にぶつかってるのか、見事に聴こえない時があった。ツーバスドコドコの箇所なのに鳴ってない、みたいな。が、逆に言うと、そこぐらいしか不満はなかった。まぁ、全部の音がクリアに聴こえるなんて無理な話だからね。もちろん音数が少ない部分では、ちゃんとバスドラ聴こえたし。

演奏について

もうね、演奏によるノリがハンパない。もちろん微動だにしない人も居たが(楽しみ方は自由だ)、俺は気づけば全身が動いていた。演奏についてはびっくりするくらい良かった。俺はギターをしていて、ライブに立った経験もあるから、ライブでミスを見つけることは比較的得意な人間だ。もちろん今回何回もミスを目撃はしたが、そんなことは、ほんとうに些細なことだった。あれだけ俺自身の体を動かされると、ミスで一瞬「ん?」となっても、直ぐに大きな波に飲み込まれて、次にはもう踊っていたし叫んでいた。MIKUが書いたように「俯くな mistake」は本当に大事だと思う。

歌について

初めから最後まで、最高だった。演奏と一体化する声というか、時折、声・歌ではなく塊として聴こえてくることに圧倒された。バンドの音って良いなっていうことを、再認識させられた。いわゆるバンドのボーカルというのを体言していたように思う。一文で表せば、SAIKI、迫力が凄い。である。

パフォーマンスについて

ライブという体験に何を求めるか、という話にもなるが、おそらくBAND-MAIDは、お客さんに楽しんでもらいたい、ということと、お客さんと一緒に楽しみたい。を結構、重要視しているように思えた。他のバンドの例としては、「この曲・演奏で感動させたい」とか(そのため、ちゃんと音や歌を聴いてほしい希望があったり)、「ダークな世界観を共有しよう」とか、ライブの目的はバンド毎に実に様々ある中で、BAND-MAIDはお客さんを楽しませにくる。楽しませにきた。結果、、、もう、めっちゃ楽しかった。もうコロッ、コロッ、てな具合にいとも簡単に楽しまされた。我を忘れて踊っていたし、叫んでいた。

なぜ、こんなにも楽しいのかは分からないが、一つの理由としては、SAIKIやMIKUがめっちゃ笑顔なのである。楽しそうに演奏するし、お客さんと一体化しようとしてくる。そして叫ばせる。めっちゃ叫ばせる。俺の経験上ライブで一番叫んだのは、X Japanのラストライブ(東京ドーム)だ。メンバーの名前を喉が潰れるまで叫んだ。しかし、それとはまた別のベクトルでの叫びだ。ライブ会場で、偶然そこに居る皆で、一緒に楽しみましょうという叫びだ。そして不思議なもので、人は叫ぶと気持ちが良いのである。

総評

曲をある程度知ったばっかりの俺でも、めっちゃ楽しめたので、良いライブだ。おすすめ。

これからライブハウスではなくてホールでのライブになっていくと、ライブの目的や見せ方が変わると思うのでそちらも期待したい。